米中貿易摩擦とは…
株式投資・投資信託・為替取引には政治的要因が大きく絡んできます。
その中でここ最近言われているのは「米中貿易摩擦」だと思います。
でも実は米中貿易摩擦ってどういったことなのかすべて理解している人は少ないかもしれません。
そこで今回は米中貿易摩擦について簡単に説明をしていきます。
米中貿易摩擦について
この米中貿易摩擦と言われ始めたのはトランプ大統領が就任をしてから
が始まりでもあります。時期としては2018年3月の頃。
すごく簡単に言うと「中国からの輸入品に税金をかける」と
トランプ氏が主張をしているということです。
なぜ関税をかけるのか?
中国の輸入品に関税をかけた場合、今まで売っていた商品の
原価が高くなるので、販売している企業は利益が低くなるわけです。
その場合、商品の値段を高くするか、原価を下げるしかありません。
ただ商品の値段を高くすると消費者は購入しなくなる可能性があります。
そこで中国から高いお金で輸入するのであれば、米国内で済ませたほうがいいのでは?
という動きになるのではと考えて発表をしたのです。
トランプ大統領は米国が中国から買い過ぎているから貿易赤字になっている。
と思っており働き口も奪われているとも思っています。
ただ中国も勝手に関税をかけるなと反発をしているのです。
中国の反発
そこで中国も1つの提案をしてきます。それは米国から買っていた大豆や牛肉など主に食料に、同じ金額だけ関税をかけると対抗してきました。
するとさらに米国も対抗してきて…の繰り返しをしていました。
米国側では、実はそれだけではなく内面的には経済大国として著しい成長をしている
中国をこのままにしておいていいのかという目論見もあるようです。
中国にNO.1にさせたいための施策なのです。
特にテクノロジー企業の部品などは中国で生産をしているので
その技術やノウハウを中国に落としておいていいのか。という考えもあるようです。
とこのようなやり取りが続いており、米中貿易摩擦と呼ばれています。
次回に米中貿易摩擦の影響についていろいろと考えていきます。
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