外国税額控除について
米国株など海外に投資をする際にも税金はかかってきます。
ただ外国では二重課税となる場合があります。その際に適用できるのが
外国税額控除というものです。今回は外国税額控除について解説をしていきます。
外国税額控除とは?
外国税額控除というものは、外国で源泉徴収された税金を日本の税金から
差し引きができるとものです。基本的に外国株は現地の国から源泉徴収されます。
すでに税金が引かれているというものです。
外国で税金が引かれたのにさらに、日本で税金を引かれると二重に税金が引かれたことになります。
例えば、外国企業から配当金を受けているとします。その場合外国の租税で10%、日本の源泉徴収ありの特定口座の場合、20%の税金を支払っているという計算になります。
30%もの税金を取られていることになります。
1000万が配当金だと考えると300万も税金を払うことになります。。
ちょっともったいないですよね?
それを控除してくれる制度が外国税額控除と呼ばれるものです。
外国税額控除の申請の仕方
外国税額控除を申請する方法は、確定申告時に記入をするだけです。
外国税額控除の額を記載して、通常通りの確定申告にすれば完了です。
注意点として、NISA口座で外国株での利益、配当金はそもそも日本では
課税対象外となるので、この外国税額控除は適用されません。
海外株式投資をしている人の中で外国税額控除をしていなく
余計に税金を払ってしまっているという投資家の人もいます。
長く投資生活をするためにも、外国税額控除をうまく活用して、
税金を取り戻していきましょう。
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