米国IPO市場の特徴

米国IPO市場の特徴

日本国内のIPO数はリーマンショック後は一時的に大きく減りましたがここ数年で年間のIPO数は増えてきています。では米国IPO市場はどうなのでしょうか?今回は米国IPO市場の特徴について解説をしていきます。

近年の米国IPO市場

ここ数年アメリカ市場が上昇を続けています。その影響もあり、スタートアップ・ベンチャー企業に資金調達件数や金額も徐々に拡大している傾向があります。

そもそもIPO市場というのは、景気動向・株価動向の影響を受けることが多くリーマンショック後のように一時的に低迷する局面もあるます。

ですが基本的には、投資家はリスクを承知で継続的に投資をしていく市場ではあります。米国は特に日本に比べると、相対的に低いキャピタル・ゲイン税率やベンチャー企業への投資を促すような制度整備が整っていた、進んでいることが背景にあります。さらに日本よりも米国の方がスタートアップやベンチャー企業に投資をする姿勢があります。

ベンチャーキャピタルの数も多く、投資先企業のビジネス全般につき専門的な分析力を・市場性の評価やノウハウ、スタートアップ・ベンチャー企業の成長を支える様々な経営資源を提供や紹介などの兼ね備えも豊富です。

このように証券会社やエンジェル投資家達の行動が、日本よりも米国IPO市場を活発的にしています。

IPO市場は良好

去年2018年のIPO件数は190社となっています。(日本は約90社)

前年比20%増であり、2014年ぶりの高水準となっています。さらに今年2019年ではデカコーンと言われている企業が上場準備をしていることもあり注目されています。